【紹介】鈴鹿市の給食費値上げ
- 三学塾塾長
- 3月8日
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鈴鹿市では令和7年度より給食費が値上げするようです。お子様が小学生だと月600円,中学生だと月650円の値上げになります。三重県内の他の市と比べると一番高くなってしまうのは嫌ですが,量を減らされたら誰も気づけないのでそれをされるよりはまだよい、、ですかね。
塾長は昨年末の桑名市市長選挙があった際に「自分だったら何を公約に挙げるだろうか」と考えながら見ておりました。本当に偶然なのですが,「給食の量の増加または,給食費の減額」を公約に挙げたら面白いと考えておりましたので,私なりの給食に関することをいくつか記入しておきます。
・学校給食について
学校給食に関しては学校給食法で様々な取り決めがあり,第二条では学校給食を実施するにあたっての実施目標が7つ書かれています。その中で1番初めに書かれているのが
「適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。」 です。適切な栄養はどの程度なのかについては学校給食摂取基準というものがあり,そこに平均値が記載されています。
・適切な栄養素
学校給食摂取基準には各栄養素の目標値や摂取量の範囲などが記載されていますが,エネルギーに着目すると平均で
6~7歳 560kcal
8~9歳 660kcal
10~11歳 770kcal
12~14歳 850kcal
として示されております。この基準はあくまで「一日3食同じ様なバランスで食べれている事」を前提として作られております。つまり,エネルギーだけでなく他の栄養素も一日に必要な各栄養素の1/3が基準に作られているため,家での食事を含めて1日でこれらの3倍の摂取が求められています。
・食費について
農林水産省のHPには2012年から2024年の「食料の消費者物価指数の推移」がまとめられているので,それを参考にすると,2020年からの4年間で約1.2倍の上昇が確認できます。一概に同じ上昇幅とは言わないものの,学校給食にかかる費用も増えるため各市では対応に追われているのが現状と思います。
・安全性について
当然のことですが,学校給食は安全が確保されていなければなりません。先日も鳥羽市や桑名市でノロウイルスによる食中毒が発生しています。鈴鹿市でも同じことが起きない様働き方の方にもお金をかけてほしいところですね。