不登校児童生徒について
- 三学塾塾長
- 9月2日
- 読了時間: 2分
9月に入りましたので,いつも通り「9月ですね」とタイトルを付けようかと思いましたが,一応情報共有として知っておいて頂きたいことでしたので,今回のタイトルにしました。
9月の初めは一番生徒の心情的に休み易く,最初に休んでしまうと続けて休んでしまいがちな時期です。その原因は様々なので一概には言えませんが,最初に休みが続く様なら本人と話をして心情を聞く必要があります。
昨今の傾向として不登校児童を学校外で面倒を見られる環境づくりの方に行政が力を入れていますので昔と比べると不登校児童生徒になるハードルがやや下がっていないかと危惧しています。そのため,昔以上にアンテナを張り巡らす必要があると感じています。
また,もし自分の子どもが不登校になりそうな場合は抱え込まずに他の人に相談することが大切です。三重県にも相談窓口などがあるため,近くで相談できる人がいない場合はそういう機関を利用してください。
不登校児童生徒とは
不登校とは「何らかの心理的,情緒的,身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」と文部科学省の調査では定義されています。
不登校児童生徒の推移
2024年10月31日に公開された「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」によると下記の様になっております(写しミスがありましたらすみません)
小学生
平成26年度 25,864 人
平成27年度 27,583 人
平成28年度 30,448 人
平成29年度 35,032 人
平成30年度 44,841 人
令和元年度 53,350 人
令和2年度 63,350 人
令和3年度 81,498 人
令和4年度 105,112 人
令和5年度 130,370 人
中学生
平成26年度 97,033 人
平成27年度 98,408 人
平成28年度 103,235 人
平成29年度 108,999 人
平成30年度 119,687 人
令和元年度 127,922 人
令和2年度 132,777 人
令和3年度 163,442 人
令和4年度 193,936 人
令和5年度 216,112 人
年々不登校児童生徒の人数は増えており,生徒の数も年々減少していることから,相対的な不登校児童生徒の割合も増えております。

