【紹介】共通テスト数学Ⅱ・B・C
- 三学塾塾長
- 1月28日
- 読了時間: 3分

昨日に引き続き先日解いた共通テストの感想を書きたいと思います。今回は数学Ⅱ・B・Cですが,選択問題の大問5は解いておりませんあらかじめご了承ください。(塾は小学生,中学生対象です。白子中近くにお住まいの高校生で数学に困っていたら空き時間に教えれますのでご相談ください。)
大問1
進研模試などで出ていそうな問題。単位円とΘの範囲を上手く使えば時間をとらずに解ける問題であり,知っているかどうかで時間に差が出ると考えられる。模試の過去問を演習するなどで出題パターンを掴んでおくと対策はできたと思われる。
大問2
遠まわしに色々聞かれているが,問われている内容は非常に易しい問題。量が%表記であり,倍率も同時に出てくるため混乱を招かない様注意したい。読解力でも差がついたと思われるため,これ専用に対策をするよりはいくつかの模擬試験などを通じて演習を行う方が対策になると思われる。
大問3
基本的なことが問われているため,冷静に問題に取り組めれば点数は取れたと考えられる。選択肢も多くなく偶然でも点が取れてしまう問題である。この大問を対策するより,2次試験用に勉強していれば必然的に解ける様になると思われる。
大問4
チャート式などで昔からある問題であり,これも進研模試などででていてもおかしくない問題。他の大問と比べると問題の難度のバランスが良く点数に差が出たと思われる。小問毎にステップアップしていく形であり,パターンが掴めるかが左右したと考えられる。グラフのイメージがスムーズに行う事も必要になるため,単元の復習ではなく基本的な内容をすべての単元確認しておくと対策ができると思われる。
大問6
ベクトルで球が最初に書かれているため,敬遠した生徒も多いと思われるが難易度はやや易しい問題。誘導が無ければやや難しくなったと思われるが,しっかりと何をするのかが明記してあったため,図形をイメージしなくともほとんどとけてしまう。ベクトルの計算に慣れることが対策になると考えられる。
大問7
最初ということもあり易しい問題。計算においては整数で学ぶような式変形を使うため,いくつかの図形と式の関係を押さえ,その式に変形するパターンを押さえておくと解ける問題と思われる。
全体を通して問題は易しく感じました。また数学Ⅰ・A同様に易しすぎる問題が増えており,平均点だけなら例年より数点高くなるものの上位層の差はそこまで変わらない様に感じました。そのため今年の受験生で数学が得意な人は他との差が開きにくく苦慮すると思われる。また,共通テストの作成者が変わったのか,出題の難易もですが問題の問い方も去年とやや異なっているように感じるため,来年の受験生は対策が大変だと思われる。取り急ぎできる対策としては各大問(2)までの難度が低いため,各単元基礎基本をしっかり押さえておくことが今できる一番の対策だと感じました。